いつも学校の教室で一緒だった美奈の治療が始まろうとしている

愛美は、不思議な感覚で横になった美奈を見つめる

「・・・少しチクッとするよ・・・」

無影灯が照らす美奈に覆い被さる様に歯科医が麻酔を施す

「・・・ふぅぅ・・・うぅぅ・・・」

美奈の呻く声が大きくなるが

「口閉じない！！」

歯科医の強い口調に静かになる美奈だったが、紺のプリーツスカートから顔を出した膝が「カクカク・・・」と、震えている

そんな美奈の心情が手に取るように解る愛美だった

美奈への麻酔が終わる頃合いを見図った様に、奥から

「先生・・子供のお迎えの時間なので・・・」

受付の女性が慌ただしく医院を後にする

「・・・お疲れさま・・・」

歯科医は、見送る事も無く、横になった美奈の胸元にブラケットテーブルを引き寄せる

「・・・お口開いて・・・」

再び歯科医が美奈に覆い被さり、ブラケットテーブルに接続されたケーブルがしなやかに伸ばされる

甲高い金属音に室内が満たされる

愛美にとって、一番嫌いな音

それは、美奈にも同様で脇で見ている愛美には、自分までもが痛くなる思いだったが

それだけではない不可思議な思いが芽生えだしていた

「いいはぁぁ・・・ひぃぁぁ・・・」

鳴り止まない金属音の間に美奈の呻く声が漏れ聞こえる

愛美の鼓動が早くなる

「こら！お口閉じない！！」

愛美の呼吸が激しくなる

「いひゃぁぁ・・ぁぁあ・・・ひゃぁぃぃ・・・」

美奈の左手が挙がるが

「麻酔してるから大丈夫！もう少し！もう少し！！」

止めるどころか、挙げられた美奈の左手を振り払い治療を続行する歯科医

いつしか、愛美の右手が股間深く仕舞い込んだ紺のプリーツをなぞる様に、指を這わせる

間近で行われるクラスメイトの歯科治療に、愛美の幼い性のスイッチが起動する。

続。